ドジャース・大谷翔平選手がポストシーズン初の投打二刀流で臨んだフィリーズとの地区シリーズ第1戦。完全アウェーとなる中、大谷選手が対するのはフィリーズが誇る強力な上位打線。まずは首位打者に輝いたターナー選手を空振り三振。さらにホームラン王を争った打撃タイトル2冠のシュワバー選手はフェンス手前まで運ばれるもライトフライに。最後は2度のMVPを誇るハーパー選手をピッチャーゴロに打ち取り三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。しかし、2回、タイムリースリーベースヒットを打たれ先制点を許すなどこの回3点を失う。その後は追加点を許さず6回を投げて9奪三振3失点の力投でマウンドを降りる。ドジャース1点ビハインドの7回、ホームランが出れば逆転の場面で打席には大谷選手。ストレートに手が出ず見逃し三振に倒れる。それでもテオスカー・ヘルナンデス選手が逆転スリーランホームラン。これには大谷選手もベンチから身を乗り出すほど大興奮。2点リードの9回には佐々木朗希投手がクローザーとして登板。無失点に押さえて日米通じて初セーブをマーク。逆転勝ちで大谷選手がポストシーズン初白星をあげた。大谷選手は「それ（投打二刀流）が自分の色であり自分の強みだと思っているので、どちらでもチームにとってプラスになるのであれば自分にしかできない役割だと思うので、それをこなしていくのが今の仕事だと思っています」と話した。