きょうの“しらべてみたら”は、質店にはどんな人がお金が必要になって、どんな物を預けているのか?調べてみた。延長料金を支払わず期限が過ぎてしまった場合はどうなるのか?「カドノ質店」の角野大弘代表は「その(預けた)品物を諦めてもらう、手放してもらうことになるんですけど、そうすると所有権がお客さまから私どもになって、いわゆるそれを『質流れ品』と呼んでいる」と話し、「カドノ質店」の場合は預かった品物のうち、概ね十数%が質流れになるという。質流れした品物の行方について、「カドノ質店」の角野大弘代表は「その品物を我々(質店)は他の所に売って、貸したお金を回収する」と話し、質店のホームページで販売したり、専門のオークションなどに出品することもあるという。東京・大田区では年に2回、質流れ品の大規模販売会が行われていて、その現場に行ってみると、ずらりと並ぶ大行列。そして午前10時、一斉に入場開始。一体どんな人が来ているのか?中に入ってみると、会場内はたくさんの外国人。10年前から来ているという日本人に聞いてみると、「中国の方がすごく増えたので、接客する方も中国語をしゃべれる方が増えたりとか。(昔は)日本人の人ばかりでしたね。いつの間にか中国の方が多くて、アナウンスも中国語も流れるようになった」と話し、今ではお客さんの7割が外国人になっているという。なぜ、外国人の人は日本で行われる販売会を知っているのか?香港から来た人は「YouTubeで、この展示会についての紹介をたくさん見たので来てみようと思った」「フェイスブック」と話し、情報収集はSNSや動画サイトだという。台湾から来た人は「これは、めちゃめちゃ安いですね」、香港から来た人は「当初は買うつもりはなかったのですが、あまりにも安かったので買いました」と話す。積み上げられたルイ・ヴィトンのバッグの値段を見ると、一つ4万円と激安。バーバリーのバッグも3万8000円、セリーヌのバッグは2万8000円と最大90%オフになる破格の値段で、品数は7万点。そのため、台湾から来た女性は手にいっぱいのブランドバッグ。フィリピン出身の人は「友達にお願いされて買い物。みんな来られないから代わりに(全部買う)」、中国から来た人は「20万円ぐらい買いました」、中国出身の人は「50万円ぐらいです。今のところは」と話す。円安の影響で、さらにお買い得になっているため、海外から買いに来る人が増えているという。外国人の人が日本で買う理由は安さ以外にもあるそうで、40万円を爆買いした香港から女性は「日本の中古品の手入れは、すごくいいです。チェックもしっかりやっているので、品質もすごくいいです」と話す。さらに、外国人が絶賛する魅力は品質だけでなく、香港出身の人は「前、買ったバッグにちょっと破損があったんですけど、しっかりと対応してくれて回収してくれました。日本以外のところでは中古品は買わないと思います」と話し、不良品を買ってしまった際のアフターサービスも充実しているという。ということで、質店を調べてみたら、お客さんや預かる品物は様々で、質流れした品は世界でも人気が高いということが分かりました。