「自民党総裁選挙に覚悟をもって出馬することを表明する」と述べた自民党・小林鷹之前経済安保相。10人以上の「ポスト岸田候補」が取り沙汰される自民党総裁選。きのう初めて正式に小林前経済安保相が初めて立候補を表明し「脱派閥選挙をこの総裁選で徹底する。旧派閥に対する支援は一切求めない」などと発言。小林氏は重要視する政策として経済、外交安保、安心と希望に関わる政策、憲法改正を掲げた。東大法学部を経て、大蔵省に入省。ハーバード大学を修了し2012年に初当選。当選は4回で経済安全保障大臣を経験している。先月FNNが行った「次の総裁にふさわしいのは?」を聞いた世論調査では、石破茂24.7%、小泉進次郎12.1%、小林鷹之0.1%など。きのうフジテレビの番組に出演した小林氏は「知名度ゼロからの出発と自覚している」と話した。政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は小林氏の出馬について「若手議員の止まり木。派閥の締め付けがなくなっている注目候補になる」と指摘。総裁選は来月12日告示、27日投開票。小林氏と同じく40代の小泉元環境大臣は「この場所は総理官邸ですから総裁選について触れるのは適切ではないと思いますので、控えさせていただきます。」などと話した。石破元幹事長は20人の推薦人について「さらに確実なものになりつつある」と述べ立候補に向けた準備が固まりつつあるとの姿勢を示した。上川外務大臣も立候補に向けて電話で支援要請を進めている。田崎氏は今後について「情勢を全く読めなくなっている本命なき総裁選」などと話した。