フジテレビの会見を受けスポンサー企業からは、CMを差し止めたD社「スポンサー企業として、会社としてはきょうの話を受けてCM再開などをきょう中に何かというのはないと思う」、E社「具体的にガバナンス改革をどうするのかがない印象」、A社「トカゲのしっぽ切りみたいに見えてしまう、権力構造の中で一番上に君臨する日枝相談役が出てこないので何に対しての引責辞任なのか見えない」、B社「生まれ変わろうとしている感はないと感じた」、C社「これだけで判断することは難しい」などの声が聞かれた。フジテレビの一連の問題では75社がフジテレビでのCM放映を見合わせている。日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会の調査報告書は3月をめどに提出される予定。原則としてCMをACジャパンに差し替えた場合、企業などに広告料が戻ることはないがフジテレビは代理店を通じて企業に対し、今月までの差し替え分の料金を請求しないと伝えた。2023年度、フジテレビのCMによる収入は約1473億4800万円(フジメディアホールディングス)で、12カ月で割ると1カ月あたり約123億円となる。企業からのCM収入が無くなればフジテレビの経営に大きな影響を及ぼすとみられる。