Ray’s Candy Storeのオーナー・レイさんは92歳。レイさんがRay’s Candy Storeを始めたのは1974年。当時レイさんはイランの軍隊を抜け出し、アメリカに移住した不法移民だった。売りに出されていたこの店に一目惚れして以来、この道一筋51年。週7日働き続ける。92歳になっても店に立ち続ける理由についてレイさんは「私は歳を取ったがみんなおとなになりリスペクトしてくれる みんなのおじいちゃんみたいな感じなんだ」と語っていた。この店の名物は、フライド・オレオ。アメリカで良く知られる庶民的なおやつ。レイさんの趣味はラジオでニュースを聞くこと。常連たちは、レイは真のアメリカ人だと口を揃える。いつも繁盛しているCandy Storeだが、存続の危機も経験した。2022年、コロナ危機で客足が遠のいた上、公共料金の高騰とインフレが直撃し、家賃の支払いができなくなってしまった。周囲からは値上げを進められたというが、レイさんは値段を据え置き。そんな状況を見かねたお客さんが始めたのがクラウドファンディング。レイさんは「これが私の人生 これがなければ人生はない 迷子だ 死んだ後だって働きたいくらいだよ」と話していた。