ECBは14日の理事会で、主要政策金利の据え置きを決定。利上げの見送りは10月に続いて2会合連続。今回の決定で、ECBの主要政策金利は4.5%に、民間銀行がECBに資金を預ける際の中銀預金金利は4.0%にそれぞれ維持される。ユーロ圏のインフレ率は、2%台まで低下しているものの、ラガルド総裁は、「警戒を緩めてはいけない」と強調し、利下げに関しては「全く議論しなかった」と明言した。また、イングランド銀行も、3会合連続で政策金利を据え置き、5.25%にすると発表した。ベイリー総裁は、物価目標の達成に向けてまだやることがあるとして、「利下げを予想するのは、あまりにも早すぎる」と指摘した。