オリンピックの開会式では選手たちがセーヌ川を進む船に乗り入場行進する。そのため川沿いのアパートのバルコニーに多くの人が集まることでバルコニー崩落の危険があると懸念されている。フランス不動産連盟のプランシバル会長によると、セーヌ川沿いの両岸すべての建物にバルコニーがあり、ほとんどがパリの中心部と同じ様式の建築で150年から200年が経過しており、重量超過した場合にはリスクがあるとし、外壁の修繕や手すりなどの点検が必要だとコメントしている。パリ市民からはバルコニーの崩落は心配ないと楽観的な人がいる一方で、心配の声も出ている。このバルコニー問題の背景にはフランス国民なら誰もが知る歴史上の人物が浮かび上がってくる。