11月の米大統領選に向けた候補者選びがアイオワ州から始まる。1~6月の予備選挙で各州の代議員が選出され、7~8月の全国党大会における投票で両党の候補が正式決定される。そして11月の大統領選出で両候補が対決する仕組みとなっている。民主党はバイデン大統領が再選を目指している。共和党は前大統領・トランプ氏、国連大使・ヘイリー氏、フロリダ州のデサンティス氏が上位となっておりトランプ氏が大きくリードしている。トランプ氏を支持する層はインフレを抑え込み経済を立て直すことに期待を寄せている。一部の支持者はトランプ政権の方がはるかに豊かだったと語る。一方で反トランプを掲げるヘイリー氏も支持を伸ばしている。サウスカロライナ州で女性初の知事を務めた実務能力をアピールしている。トランプ氏は連邦議会への乱入事件をめぐり起訴されており、一部の支持者はバイデン大統領との比較ではヘイリー氏が上回っていると主張している。今後の結果に大きな影響を与えるとされる初戦の結果に注目が集まっている。