米国大統領選挙から一夜明け、勝利を確実にしたトランプ前大統領は6日、各国の首脳らと相次いで電話会談した。夕方近くまでトランプ氏の自宅周辺には支持者らが訪れていた。“トランプ外交”を始めたトランプ氏はネタニヤフ首相とはイスラエルの安全保障のために協力することで一致したという。宇蔵いいな・ゼレンスキー大統領とは緊密な対話を維持し協力を進めることで合意。来年1月の就任式を前に“予測不能”と指摘されるトランプ氏と早めによい関係を築きたいという各国首脳らの思惑も透けて見える。トランプ氏は議会襲撃事件などで起訴されているが米国メディアは6日、司法省が起訴の取り下げを協議していると報じた。「現職大統領の起訴は控える」という司法省の指針による判断とされているが、トランプ氏は大統領になったら起訴した特別検査官を「2秒でクビにする」などと述べていて、起訴を取り下げ対立を避ける狙いもあるとみられる。