米国のトランプ次期大統領がカナダなどに新たな関税を課す意向を明らかにする中、米国のメディアはカナダのトルドー首相がトランプ氏と会談するため南部フロリダ州に到着したと伝えた。トランプ氏は25日、SNSへの投稿でカナダやメキシコからかつてない水準で犯罪や薬物が流入しているとして、来年1月20日の大統領就任日に初めて出す大統領令の1つとして、両国からのすべての製品に25%の関税を課すために必要な文書に署名する意向を明らかにしている。こうした中、米国のメディアはカナダのトルドー首相が29日、トランプ氏の自宅があるフロリダ州に到着したと伝え、AP通信は関係者の話としてトルドー首相がトランプ氏と夕食をともにすると報じている。今のところ、カナダ政府から公式の発表はない。カナダと同様に関税を課すとされたメキシコのシェインバウム大統領も27日、SNSでトランプ次期大統領と直接話をしたと明らかにしている。