11月の米大統領選に向け、共和党の候補者選びがスタートした。初戦の舞台であるアイオワ州の集会所には、トランプ前大統領を一目見ようと多くの支持者が集まっていた。トランプ氏は8年前にアイオワ州で敗北しており、今回こそは勝利するべく力を入れているという。長男のトランプ・ジュニア氏も集会を開いて支持を呼びかけているとのこと。最新の世論調査ではトランプ氏が独走。ライバルのヘイリー氏やデサンティス氏を大きく引き離している。強さを支えているのがトランプ陣営が今回から新たに導入した「コーカス・キャプテン」で、各地域の責任者だという。組織的な選挙戦を行い、着実に支持を固めているとのこと。トランプ氏の支持率はバイデン氏をも上回っており、政権への不満の受け皿にもなっている。バイデン政権には物価上昇による人々の不満の矛先が向けられており、大きな逆風になっているとのこと。