今朝の段階では「1つの文明が滅ぶだろう」とまで圧力を強めていたトランプ大統領だが、戦闘の長期化はなんとしても避けたい事情がある。トランプ大統領は停戦の理由について「すべての軍事目標を達成し、長期的な平和の合意に向け大きな進展を遂げている」と主張した。一方、戦闘開始から6週目に入り、国内ではガソリン価格の高騰を背景に支持率が低迷したままで、中間選挙に向けた焦りが見られる。インフラ攻撃は戦闘の泥沼化につながりかねず、土壇場になってパキスタンの提案に打開策を見出したともいえる。今後はバンス副大統領がアメリカ代表団を率いてイラン側との交渉を主導するものとみられる。トランプ大統領は主要な争点でほぼ同意していると主張しているが、ホルムズ海峡でのイランの影響力をどこまで認めるか1つとっても難題で、アメリカメディアはイランの核開発をめぐる協議の行方も不透明だと指摘している。
