大谷の6月を振り返るとHRは11本、直近の10試合では8本と量産体制に入っている。昨日今日は先頭打者HRだった。ベッツが負傷してからは1番を打っていて、フォアボールの数も増え、出塁率も上がっている。大谷は10試合連続で打点をマークしているが、この記録はドジャースの新記録となっている。1922年のメジャー記録は17試合連続打点で、歴代2位は2000年に野茂とバッテリーを組んでいたマイク・ピアッツァが記録した15試合連続打点だという。大谷は好調の理由について「運動量が少なくリカバリーがとれる。毎年経験を重ねるごとにバッターとして成長している」などと話している。現在打者に専念しているが2019年に打者に専念した時に大活躍できなかった経験値もプラス材料にしているという。大谷は毎年アップデートしていて、今年は打率を上げれるようバットを短くしている。こうした新たな試みが試合消化していく中で熟成され型になるのがこの時期なのではと猪瀬は話す。昨日シーズンの折り返しを迎えたが、大谷は前半戦でHR24本、打率.320、打点60となっていて、日本人初の3冠王を狙える可能性があるという。去年はこの時期HR28本、打率.304、打点64だった。このままいけばHRは自己記録46を超える48本、打点は自己記録100を超える120に届くペースだという。日本時間来月17日にはオールスターゲームが行われる。ファン投票ではナ・リーグの指名打者部門で大谷は170万票以上を集め、2位のオズナと倍近い差をつけて1位となっている。