イタリア南部プーリア州で開かれているG7サミットに合わせ、岸田総理大臣はウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、ウクライナ支援に関する協定に署名した。首脳会談で両首脳は、ウクライナの復興に向けた長期的な支援と協力に関する文書に署名した。今回合意した文書では、日本が得意とする復旧復興分野の支援として、地雷除去やがれき処理などが盛り込まれた。一方、安全保障や防衛分野の協力に関しては、憲法による制約に触れつつ、殺傷能力のない武器の供与や負傷兵の治療などを行うとしている。また、新たな侵攻が起きウクライナが武力攻撃を受けた場合は、24時間以内に協議することでも合意した。一方、昨日のサミットではG7として新たにおよそ500億ドルのウクライナ支援の枠組みを年末までに用意することで合意した。