アメリカ小売大手・ターゲットのコーネルCEOは4日、アメリカ・トランプ政権の関税発動を受け、商品の値上げを実施せざるを得ないとの見方を示した。アメリカメディアとのインタビューで述べたもので、特にメキシコ産の野菜や果物を中心に「数日以内に価格が上昇するだろう」と強調。家電大手・ベストバイも中国やメキシコから輸入する際のコスト上昇分を消費者に転嫁する可能性が高いと明らかにした。両社は4日に発表した決算でも2026年1月期通期の既存店売上高が、前年に比べ横ばいになるとする慎重な見通しが示された。これを受けターゲットとベストバイの株価はいずれも大幅に下落。