千葉県匝瑳市にある外国人技能実習生の宿泊型研修施設「キャムテックエデュックアカデミー」。実習生の1日は朝7時前のラジオ体操から始まる。施設では、インドネシアとベトナムからの実習生28人が集団生活。実習生は、ここでおよそ1カ月研修生活を送った後、企業で働き始める。礼儀正しく挨拶する実習生たち。自然にできるまで徹底的に指導を受ける。来日前に基礎的な日本語を学習しているため、施設では仕事や生活に直結したより実践的な日本語を学ぶ。ベトナムから来日したダットさんはまだ19歳。日本語学習以外にも日本で生活するための知識を学ぶため近所の大型スーパーへ。グループに分かれて買い物の仕方を学ぶ。イスラム教徒の実習生は豚肉が食べられないため商品表示の日本語を細かくチェックする。セルフレジも多くの実習生にとって初めての経験。人手不足が深刻な問題となっている日本。外国人労働者を受け入れる企業には互いにストレスなく働けるようにしたいという意識の変化もある。この日は研修が終了した実習生に卒業証書を授与するセレモニーが開かれた。施設での研修後実習生たちは憧れの日本での生活を歩み始める。