オレンジジュースがいま、リンゴジュースやブドウジュースといったほかの定番ジュースと比べて高くなっている。オレンジジュースに使われる果汁は主に輸入品。輸入オレンジ果汁で圧倒的に多いのはブラジル産のものだが、そのブラジルで不作が続き、原材料価格が上がっている。日進通商ではイスラエル産の果汁を案内したり、欧州・トルコからも果汁を仕入れる動きをしているという。歴史的な円安も重くのしかかり、メーカーの販売中止も相次いでいる。一方で輸入が減っても日本の果汁はある。和歌山県産の果汁だけを使った「農協果汁」が14年ぶりに再販売。1年以上前から企画していた商品で、今回原料高騰の流れが重なったのは想定外だという。
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