18日も続いたイランによるイスラエルへのミサイル攻撃。在エルサレムアメリカ大使館は安全状況などを考慮し18日から20日まで閉鎖すると発表した。一方イスラエル軍もイランの首都テヘランなどに攻撃を続けている。こうした中アメリカのトランプ大統領は、イランに求めるのは真の集結だ、停戦ではない、核開発の完全な放棄だと話した。更にSNSでは無条件降伏を求める投稿を行った。カナダで行われていたG7サミットを切り上げたトランプ大統領は帰国後、国家安全保障会議を開催。ロイター通信によると、イスラエルのネタニヤフ首相との電話会談を行った。そのトランプ大統領について複数のアメリカメディアは、イスラエル軍の作戦に加わり核施設への攻撃を真剣に検討していると伝えた。地下80メートルほどに位置するとみられるフォルドゥの核施設を破壊するにはアメリカ軍だけが保有するGBU-57という大型の地中貫通弾バンカーバスターが必要となる。GBU-57を搭載し運用できるのはB-2ステルス爆撃機のみとされ、イスラエルが米軍に攻撃参加を求めていると伝えた。ニューヨーク・タイムズはアメリカがイスラエルの攻撃に加わった場合に備えてイランが中東にある米軍基地をミサイルなどで攻撃する準備を進めていると報じた。トランプ政権のイランへの対応が注目される。