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「ペロブスカイト太陽電池」 のテレビ露出情報

G7などの国際会議でも議論される過剰生産の問題について。太陽光パネルも過剰生産が指摘されるものの1つ。中国が世界生産の8割を占め、ここ1年余りで価格が半分ほどにまで下がった。安い製品が大量に輸出されるデフレ輸出はヨーロッパなどにも波及し、雇用などにも影響、そして日本も対応を迫られている。ドイツ東部にある太陽光パネルの工場はことし閉鎖され、多くの人が職を失った。人口およそ4万の都市フライベルクでは、近年、再生可能エネルギーに関する企業の誘致を進めてきた。しかし、この春、太陽光パネルの大手メーカーが工場を閉鎖。中国製品との競争で採算が悪化したことなどが理由で500人の従業員のほとんどが職を失った。背景にあるのは世界シェアの拡大を優先する中国政府の政策。太陽光発電設備をEVやリチウムイオン電池とともに新三様と位置づけ、強力に支援してきた。地方ごとに太陽光発電の導入目標を設定したうえでメーカーには工場建設への補助金などを支給。激しい競争が過剰生産につながり、中国での生産量は世界全体の8割を占めるにまで増加した。今や世界全体の生産能力は需要の2.5倍に膨らんでいる。
影響は中国国内でも顕著になってきている。浙江省にある太陽光パネルのメーカーの工場。人の気配が全くしない。工場の運営会社はことし7月に破綻。パネルの値下がりで資金繰りに行き詰まったことが原因だった。中国に生産拠点のある外資の大手メーカーも新たな戦略を迫られている。中国の主力工場から製品の70%をヨーロッパなどに輸出しているが、会社の利益が大幅に減少。生き残りを図るため家庭用の蓄電池事業を新たに始めた。太陽光発電の電力をためる製品を手がけることでパネルの売り上げ拡大も見込んでいる。
過剰生産を続ける中国に日本はどう向き合うのか。太陽光パネルの世界シェアで日本はかつて5割を占めていたが、中国勢に押され、多くの企業が撤退に追い込まれた。直近のシェアは1%未満にとどまっている。そこで今力を入れているのが薄くて軽く折り曲げられる次世代の太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)。この原材料となるヨウ素は日本が世界2位の産出量。政府は開発や量産を後押しして2040年には原発20基分に相当する規模にまで普及させる目標を掲げている。専門家は日本の強みとなる分野を生かしながら中国への依存度を減らしていく重要性を指摘している。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年9月28日放送 10:05 - 11:00 NHK総合
1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために(1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために)
YKKAPは内窓で太陽光発電を行う仕組みを開発している。窓のガラスとガラスの間に薄い太陽光パネルが入っている。既存の建物への設置が狙いで、窓や壁への設置が進めば太陽光発電の大幅な普及につながるとみている。この仕組みの鍵を握るのが日本生まれの「ペロブスカイト太陽電池」。薄くて軽くて曲げることもでき、弱い光でも発電できるとのこと。去年行った実証実験ではシリコン製[…続きを読む]

2025年7月21日放送 12:00 - 12:30 テレビ東京
企業変革「X」の現場(企業変革「X」の現場)
大阪・関西万博で展示・実証されているDAC。吸引口から空気を取り入れ、直接二酸化炭素を分離し回収する装置。家庭用の小型DACも研究開発されていて、家庭内で回収した二酸化炭素をその場で水や水素と反応させ、メタンガスとして利用することを目標としているという。その研究開発を後押ししているのが、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)。民間の技[…続きを読む]

2025年7月11日放送 6:30 - 7:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本おはBiz
再生可能エネルギーの利用拡大につなげようと、経済産業省は来年度から工場などで化石燃料を多く使う企業に対し、屋根に置く太陽光パネルの導入目標の策定を義務づけることになった。ペロブスカイト太陽電池がどこまで活用されるかも注目。

2025年5月27日放送 18:25 - 20:54 テレビ東京
ありえへん∞世界成田&村上のニッポンの未来を考えまSHOW
今回はヘリカルフュージョンの田口昂哉さんも参加。ヘリカルフュージョンは核融合発電の実用化を目指している。核融合が注目されている理由の1つは安全性で高レベルの放射性廃棄物が運転後に出ないという。核融合は太陽の原理を人工的に実現する。小さな太陽をつくるために必要なのが海から抽出できる重水素や三重水素。原子力発電はウラン原料などの原子核を核分裂させ、その際に発生し[…続きを読む]

2025年5月6日放送 5:20 - 8:00 TBS
THE TIME,追っかけTIME
未来の新技術が一同に介した大阪万博。その中に、日本が生んだノーベル賞級といわれる発明が展示されている。バスターミナルの屋根に約250mに渡って設置された太陽電池。従来の太陽電池は平たいものだが、バスターミナルの太陽電池は丸みを帯びている。曲げることを可能にしたのが、ペロブスカイト太陽電池。従来の太陽電池は、割れやすいシリコンを強化ガラスで覆う必要があるため、[…続きを読む]

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