秦剛氏は大学卒業後中国外務省に入った。報道官を計8年あまり務めたあと外務次官に昇格しおととしにはアメリカ駐在大使に抜擢され、アメリカとの関係改善にむけ意欲を示していた。去年12月には外相に任命されるなど異例の早さで出世してきた。秦剛氏は先月25日を最後に動静が伝えられていない。出席予定だったインドネシアの国際会議を直前に欠席した。汪文斌報道官は「秦剛外相は健康上の理由によりASEANの閣僚会議への出席は難しい」などと話した。興梠教授は「外交部の中で何らかの通報なり身辺に関する問題が通報されたのはないか」などと話した。憶測も広がっていてネット上には秦剛氏が香港のテレビ局キャスターの女性との関係が問題視され調査を受けているとの情報が出回っている。興梠教授は「できるだけ早いうちにどういう措置を取るか結果が出てくるのでは」などと話した。