アメリカのトランプ大統領がまもなく「相互関税」の詳細を発表するとみられ、ホワイトハウスの前には世界各国のメディアが集まっている。ホワイトハウスは日本時間の3日午前5時から開くイベントでトランプ大統領が演説すると発表しており、貿易相手国と同じ水準まで関税を引き上げる「相互関税」の詳細を発表するとみられる。トランプ政権は相互関税によって、貿易相手国からの輸入を減らし、アメリカからの輸出を増やすことで、貿易赤字の解消につなげる狙いがあるとみられる。トランプ大統領は4月2日を「解放の日」と呼び、関税政策の中心的位置づけとしている。詳しい仕組み、対象の国・地域などはこれまで明らかにされていない。すべての国・多くの国が対象となれば、アメリカの輸入価格が上昇し、アメリカ国内でインフレ再加速のリスクがあると指摘されている。トランプ大統領はアメリカは友好国・敵対国問わず、貿易相手国から不当な扱いを受けてきたと語っている。関税が引き上げられれば、貿易量が大きく減少し、世界経済にも悪影響が及ぶ可能性がある。日本国内の規制・制度がアメリカの輸出を妨げていると判断されないか懸念が高まっている。最新情報が入り次第、随時伝える。