トランプ関税を発端に様々な面で対立を深めているアメリカと中国。中国国営の新華社通信はトランプ大統領の関税政策をロボットに例え、風刺AIアニメを発表。タイトルは「ター・リー・フー」。ロボットはアメリカの利益を守るため、関税の影響を試算するが、アニメでは極端な関税がさらなる報復を生むことにロボットが悩み、最後には壮絶なクライマックスとしてロボットが自ら爆発した。背景にはトランプ大統領の関税政策で最終的に困るのはアメリカ自身だと主張する狙いがあるとみられる。一方、アメリカ側も中国側を攻撃するようなサイトを設立。18日、アメリカ政府の新型コロナに関する情報サイトが突然、ホワイトハウスのサイトに転送されるようになった。タイトルは「研究所からのリーク COVID-19 本当の起源」。その内容は新型コロナが中国・武漢の研究所から流出したもので、人工的につくられた病原体との主張などや、WHOを批判する内容。以前から新型コロナの中国起源説を主張しているトランプ大統領。米中の衝突は航空機まで及んでいる。ロイター通信は18日、中国の航空会社に納入される予定だった「ボーイング737MAX」がアメリカに返却されたとしている。中国が関税の報復として追加納入を受け入れないよう指示したと報じている。