きのう、石破総理はジョージ・グラス駐日米国大使と面会した。来週に予定されている赤沢経済再生担当大臣とベッセント財務長官らとの2度目の協議。日本側の交渉カードとして政府内で浮上しているものが、アメリカ産のコメの輸入拡大。現在日本は海外産のコメについて国際協定で決められた量を輸入。ミニマムアクセス米と呼ばれ、毎年77万トン程を無関税で輸入し、枠を超える輸入には1kgあたり341円の関税を課している。共同通信によると77万トンの範囲内で実質的にアメリカ向けの枠を設定する案が出ており、数量は6万トン前後が軸になるとみられる。おととい発表された米の平均価格は5kgあたり4217円で、15週連続で最高値を更新した。しかし、アメリカ産のコメの輸入拡大で国産米の価格が下がれば、農家は大きな打撃を受けるのではと危惧している。