安井さんの経済視点は「移民急増の波紋」。安井さんは、「アメリカでは移民の増加が大きな政治課題になっていて、大統領選挙でも2番目に高い論点になっている。メキシコ国境で取り締まられた移民の数は毎年200万人を超えていて3倍増。そんな中で移民を抑制したほうがいいのでは声もアメリカで高まっている。欧州では難民の急増が極右の台頭を招いたという側面がある。程度の差こそあれアメリカでも政治経済に対する移民のインパクトは無視できない。」などと解説した。尾河さんの経済視点は「金融政策修正の年」。尾河さんは「日銀のマイナス金利政策の修正だったり、アメリカの利下げだったり、これまでの金融政策の修正が期待されている年。金融市場は期待で動くので、先走った期待が修正されるときに動くとかボラティリティの高い年になるのでは。日銀が拙速にマイナス金利政策を解除したりすると、海外の景気が悪化してきたときにまたマイナス金利政策になりかねない。そういうことになると信任の問題になってくる。そこはちょっと注意して見ておく必要がある。」などと解説した。