「プリッツ」はピーナッツやおかき類ではない新しいおつまみを作るべく開発が始まり、ドイツで人気のプレッツェルを参考に1962年に誕生したという。ただ当時のグリコは子ども向けのお菓子の販路に強みを持っており、おつまみのプリッツは子どもに不評で売れなかった。そこで翌年に甘い味のバタープリッツを発売。これが起死回生の大ヒットとなった。ただ1960年代のグリコは設備投資がかさんで経営が圧迫されていたため、商品数の大幅削減を決定。プリッツは削減の対象に入っていた。当時の担当者はプリッツの可能性を信じて4倍の生産力のある機械を導入し、年間売上10億円を達成。エース級商品の仲間入りを果たして販売の存続が決まった。
URL: http://pocky.jp/