品評会は、松崎町特産のポンカンの栽培技術の向上などを目的に開かれ、今年で36回目になる。地元の12軒の農家から230個あまりのポンカンが出品され、県賀茂農林事務所と地元の農協の担当者の計3人が審査に当たった。松崎町のポンカンは昭和9年ごろから栽培が始まったが、農家の高齢化などで生産量は減少傾向にあり、いまは33軒の農家が年間で約110トンを生産しているという。品評会では審査の結果、松崎町道部の市川あきらさんのポンカンが金賞に選ばれた。審査に当たった県賀茂農林事務所の石井公一さんは、夏の酷暑の中栽培に苦労したとのこと。出来はまずまずだという。