アメリカの半導体大手・マイクロンテクノロジーが3−5月期決算を発表。旺盛なAI(人工知能)需要を背景に売上高は市場予想を上回ったものの、業績見通しは市場の高い期待に届かなかった。マイクロンテクノロジー3−5月期決算(前年比):売上高68億1100万ドル(約1.8倍)、純利益3億3200万ドル(黒字転換)、1株利益(調整後)62セント(予想上回る)。6−8月期売上高見通し:76億ドル±2億ドル。市場予想とほぼ一致。ただマイクロンは、エヌビディアのAI向け次世代半導体に搭載されるメモリーの量産を2月から開始するなど高いAI需要の恩恵が期待されているだけに、業績見通しは物足りない水準にとどまったと受け止められたようだ。決算を受けマイクロンの株価は、時間外で一時10%を超えて下落した。