NATO(北大西洋条約機構)の首脳会議。11日、ホスト役のバイデン大統領は集まった首脳たちをホワイトハウスの晩餐会に招いた。外交で必至のアピールも撤退論は消えない。民主党支持を公言するハリウッド俳優・ジョージクルーニー氏は10日付のニューヨークタイムズへの寄稿でバイデン氏の功績を称えながらも若き後継者にバトンを渡すよう促した。俳優・マイケルダグラス氏は10日、テレビのトークショーでクルーニー氏に追随し「もっともな指摘だと思う」と発言した。これに勢いづくのがトランプ前大統領。現実味を帯びるトランプ氏の再登板。そこで焦点の1つとなっているのが米国経済の行方。コロナ禍以降、米国では物価が上がり続けるインフレが進んできた。今年に入りようやく沈静化の兆しをみせていたが再トラでインフレが再燃する可能性がある。仮にインフレが再燃すると結果、ドル高円安がさらに加速するとされている。