日本銀行ではきょうから金融政策決定会合を開き、マイナス金利の解除などについて検討する。賃上げ状況を注視するとしてきた日銀の背中を押すのが、先週金曜日に連合が発表した春闘の「賃上げ率」。去年の3.8%を大幅に上回る5.28%に達し、記録的な高水準となった。そして、早くも市場の関心は解除後の金利動向に移っている。きょうの株価は一時900円以上値上がり。マイナス金利を解除しても緩和的な金融環境が続くという見方が下支えして、今後どのようなペースで、どこまで金利を上げていくのかが次の焦点となっている。
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