影圭太キャップの解説。今回の追加利上げ見送りは慎重に利上げを進めたい日銀の意思が表れた決定とのこと。日銀は今年に入って利上げに転じたが、それまで日本は超低金利だったために植田総裁は金利のある世界に金融機関や企業が慣れていないと分析。もう少し状況を見極めてから利上げに踏み切りたい考えがみえるという。今回日銀は過去25年間の金融政策の分析結果を公表し、大規模な金融緩和策は想定していたほどの効果は発揮しなかったとした。植田総裁率いる日銀は景気や物価に合わせて金利を上げ下げする金融政策を今後も重視していくことが見て取れる。今後の利上げ判断には円相場が影響を及ぼしそうで、仮に円安が進めば急いで利上げを迫られることにもなりかねない。来年1月の会合での判断が注目される。