退職したい旨を本人に代わって伝えるサービス「退職代行」の利用者が急増している。なぜ利用者が増えているのかを調べた。退職代行サービス「モームリ」へきのうの依頼数は256件で、過去最多だったが、きょうは午前11時時点で96件となっている。退職代行「モームリ」では弁護士監修のもと電話などで退職したい意向を伝え、企業側が了承したあとは本人が退職届を郵送するという流れになっている。依頼費は正社員で2万2000円、アルバイトは1万2000円。金銭に関わる問題については弁護士を紹介するケースもあるという。退職代行サービスは現在100社ほどあるという。マイナビの調査で去年1月から6月までの間に退職代行サービスを利用して退職した人がいたかどうか、1600人の採用担当者に聞いたところ「いた」と答えた人は23.2%、年代別の利用者率:20代18.6%、30代17.6%、40代17.3%、50代4.4%だった。職種別:1位・営業、2位・クリエーター、エンジニア、3位・企画、経営、管理、事務。退職代行サービスを利用した理由のランキングでは6位退職理由を考える(伝える)のが面倒など面倒だという理由が続き2位は言い出せる環境でない、1位は退職を引き留められた(られそう)が40.7%だった。分析した研究員は利用される背景に働く人と企業間のコミュニケーションエラーや不足が一つの要因だと述べている。