明日から現行の健康保険証が新たに発行されなくなり、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせたマイナ保険証に一本化される。患者はマイナ保険証をカードリーダーにかざし4桁の暗証番号を入力。または顔認証で本人確認を行う。ただ、全国での利用率は15%ほどにとどまっている。また、ある調査では全国の7割の医療機関から「トラブルや不具合があった」と報告がある。マイナ保険証の活用は患者側にもメリットがある。お薬手帳から抽出できない併用薬の確認や特定検診のデータを見られるのでより安全な医療を提供できるという。ほかにも受付での待ち時間が短縮されるメリットもある。今の保険証も最長1年は使えるが、政府はマイナ保険証への移行を呼びかけている。更に、来年3月24日からは運転免許証を一体化したマイナ免許証の運用も開始される。マイナンバーカードのICチップに運転免許証の番号や顔写真眼鏡の有無など使用条件を記録することで、運転免許証としても利用できるようになる。従来の免許証の発行も継続され、マイナ免許証と両方を所持することも可能。