舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』の告知。独特すぎる設定から舞台化不可能と言われた作品が谷原章介・花總まり主演で舞台化。原作はアンドリュー・カウフマンの小説「銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件」。主演の2人にインタビュー。谷原との共演について花總は「優しそうな印象が強いので今回の夫婦役がとても楽しみでした」と話した。この2人と挑むのが脚本・演出家のG2。構想10年を経てついに舞台化。「とても不思議な世界だけどCGやアニメーションで表現しても伝わらない。色んなヒントを隠し味のように組み合わせ始めて想像力は生まれる。いかに感じてもらえるか」などと語った。さらに物語の中に隠された作者からのメッセージを読み解く楽しさも今作にはある。翻訳した田内志文さんによると強盗が思い出の品を奪うことには「お金より思い出やや思い入れのほうが大切という資本主義に対する批判」が描かれているという。同じく強盗が奪っていく魂の51%。株式で考えると51%は100%と同様の権力となる。つまり魂の51%を奪った強盗は被害者たちの人生を主導権を握れる。被害者は2%を奪い返せばよく、本作には些細なことで人生を回復させる人も出てくる。さらに日常に疲れている方にこそ見てきてほしいと語るG2。舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』は4月1日に日本青年館ホールで開幕。