おととし愛知・名古屋市で起きた火災の映像。噴き上がる煙を赤外線カメラで見てみると、ものすごい数の火の粉が宙を舞っている。火災を拡大させる飛び火の恐ろしさを検証。日曜日、愛媛・今治市の山林で上がった炎。翌日、火は集落に迫り避難指示の範囲が広がったものの、建物には燃え移っていなかった。しかし3日目、避難指示が出ていないエリアでも火の手が上がっている。この付近の空からの映像では、山と住宅地2か所で炎が上がっている。その間には火が広がっている様子はなく飛び火で燃え移ったことがうかがえる。焼損エリアは時間が経つにつれ火元となった山から離れたところへ広がっていったのが分かる。所有する空き家と倉庫が焼けた男性。火が燃え移った昨日市内ではやや強い風が吹いていた。周辺には木々や建物の焼け跡が点在。飛び火による被害拡大は多くの命を奪うことにもなりかねない。一昨年、ハワイのマウイ島で100人以上が死亡した山火事。ハリケーンなどの影響による強風が飛び火を引き起こし街を焼き尽くしたとされている。2016年、新潟県糸魚川市で起きた大規模火災。最初の出火から3時間ほど経ったころ、複数の箇所で飛び火で次々に燃え移っていった。火がどのように飛んでいくのかが可視化された映像を紹介。名古屋市で起きた火災の映像。赤外線カメラに切り替えると無数の火の粉が風に乗って飛んでいくのが分かる。東京消防庁によると飛ぶ距離は通常50mから200mほどだが、2km以上飛ぶこともあるそう。