ロシアではプーチン大統領とインドのモディ首相の首脳会談がはじまった。インドはウクライナ侵攻後もロシアとの経済面での関係を維持していて、両首脳は関係強化に加えウクライナ情勢についても話し合うとみられる。インドは侵攻後もロシア産原油の輸入量を増やすなど経済面での関係を維持している一方、貿易赤字が課題だとしていて、今回の会談でその是正について話し合いたい考えだ。一方、プーチン大統領はウクライナ侵攻の長期化で欧米との対立が深まる中、グローバルサウスの代表格でもあるインドにロシアの立場について理解を求めたいものとみられる。インドはロシアの伝統的な友好国で、ウクライナ侵攻をめぐり中立的な立場をとっている。一方、プーチン大統領は8日、イランの大統領選挙で当選したペゼシュキアン氏とも電話会談した。イランはこれまで保守強硬派のライシ大統領のもと、欧米と対立するロシアとの連携を強めてきたが、改革派のペゼシュキアン氏は欧米との関係改善を掲げている。