静岡大学教育学部准教授である加藤英明が「神秘の島 マダガスカル」をテーマに講演を実施。加藤はマダガスカルは世界で4番目に大きい島であり、気候は熱帯、中央には山脈もあるなどと図を用いて紹介した。加藤はマダガスカルの生態系は80％が固有種であり、カメレオンの全種の半数がマダガスカルに生息しているなどと写真や映像を用いて伝えた。
加藤はマダガスカルの生態系で100種類以上いるキツネサルの仲間から固有種のベローシファカ、ワオキツネザル、アイアイを写真や映像を用いて紹介した。加藤はマダガスカルにはライオン・キリン・ゾウも居らず、マダガスカルが孤島になった後にアフリカ大陸で誕生した動物たちであり、マダガスカルには大型哺乳類は居ないなどと解説した。
加藤はマダガスカルの生態系からネズミキツネザルを写真や映像を用いて紹介し、マダガスカルには大きな肉食動物が居ないため小柄なネズミキツネザルが繁殖できたなどと解説した。加藤は固有種が絶滅の危機にあるとし、ヘサキリクガメは現在200個体以下で、乱獲・密猟・密輸・環境破壊・外来種により絶滅の危機にあるなどと解説した。加藤はマダガスカルに人間が外来種を連れてきているとし、外来種のミステリークレイフィッシュを写真を用いて紹介した。加藤はマダガスカルの自然環境を守るために自分たちに今何が出来るのか考えていく必要があるなどと説いた。