エンジン車でも二酸化炭素を出さないための動きが加速している。植物などから作られるバイオ燃料。トヨタなど自動車メーカー各社がそのもととなる植物の栽培を進めている。バイオ燃料となるのはイネ科の植物ソルガム。成長が早く痩せた土地でも育つため、低コストで大量生産できるという。この燃料も燃やせば二酸化炭素が出るが、ソルガムが光合成で吸収するため、実質二酸化炭素を出さない燃料として期待されている。未来のエネルギー事情を変える可能性も秘めたバイオ燃料。マツダなどはすでに使用済みの植物性食用油を原料にした、バイオ燃料の実用化に取り組んでいる。
