米国を訪れている岩屋外務大臣はまもなくトランプ新政権のルビオ国務長官との会談に臨むことにしている。新政権のもとでも日米同盟の抑止力と対処力を強化していく方針を確認するものと見られる。岩屋外務大臣は訪問先の米国ワシントンで日本時間のけさ、日米豪印4か国の枠組み「クアッド」の外相会合を行った。そしてまもなく米国国務省で新たに就任したルビオ国務長官との日米外相会談に臨むことにしている。初めてとなる会談で両外相は自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日米同盟の抑止力と対処力を強化していく方針を確認するものと見られる。また、北朝鮮や中国を含む東アジア情勢を巡っても幅広く意見を交わし、日米韓や日米フィリピンなどといった多国間の連携をさらに強化していくことが重要だという認識を共有するものと見られる。さらに岩屋大臣は石破総理大臣とトランプ新大統領との日米首脳会談を早期に実現したいという考えも伝えるものと見られる。