2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以降、アメリカとロシアの高官が公に会合を行うのは初めてで協議は4時間半におよんだ。しかし注目された首脳会談の日程は決まらず、ロシアのウシャコフ大統領補佐官は「今月中に開催される可能性は低いだろう」と述べた。アメリカのルビオ国務長官は協議終了後「EUもいずれかの時点で停戦交渉に加わる」との見解を示した。また、ロシアのラブロフ外相は「停戦に向けた交渉を継続する」として協議の意義を強調した。一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は「頭越しの協議はあってはならない」とアメリカとロシアの2カ国による停戦交渉に反発し、19日に予定していたサウジアラビア訪問を延期した。