米国の次の大統領を決める選挙が現在行われている。世界経済や各地の紛争にも大きな影響を与える選挙の行方に世界が注目している。現在、全米50州のうち40州で投票が終わり、開票作業が進んでいる。全米の選挙人538人のうち、過半数270を獲得した候補者が次の大統領に決まる。現在はフロリダ州やテキサス州などの大票田でトランプ氏が勝利していて、共和党・トランプ候補が154人、民主党・ハリス候補が34人とトランプ氏がリードする形となっている。米国の大統領選挙は投票総数を競うのではなくて選挙人の人数を争う。選挙人は全米の州ごとの人口に応じて割り当てられている。最も選挙人が多いのがカリフォルニア州の54人で、民主党の地盤。すでにトランプ氏が選挙人40人を獲得している。その他、時差の関係で先に投票開票が始まっている東海岸から少しずつ結果が判明し始めている。現時点ではトランプ氏が獲得した州が多いように見えるが、まだ半分以上の州で投票中あるいは開票中。まだ結果が出ていない州の中でも最も注目されるのが両候補の支持率が拮抗する7つの激戦州。今回の大統領選挙では特にペンシルベニア州の勝負の行方が勝敗を決すると言われており、両候補とも投票日前日に集会を行っている。