東京海洋大学館山ステーションでは20種類の魚を飼育し日本の養殖業発展のため日夜研究が行われている。甘みが強く脂のりも抜群のカイワリは漁獲量が少なく市場にはめったに出回らないため幻の魚と呼ばれている。名人は3年前にカイワリの養殖を開始したが肌が弱いことなどから養殖には不向きだった。弱点を克服するため黄金アジと掛け合せることで旨み・甘み・脂を併せ持つ夢あじが誕生。波がひときわ高いポイントに生簀を設置することで運動量がアップしきめ細やかな肉質に。さらに魚粉ベースの配合飼料を与え養殖特有の臭みを抑えている。