アメリカのトランプ大統領は日本時間午前8時過ぎに、関税措置を巡る交渉で日本と大規模な合意を締結したと明らかにした。日本に対し25%としている相互関税を15%にするとしている。日本政府関係者によると、焦点となっていた自動車に対する25%の追加関税について、これを半分の12.5%とし、もともとの税率である2.5%とあわせて15%とすることで合意したという。さらに、コメについてミニマムアクセスと呼ばれる仕組みで、毎年約77万トンのコメを関税をかけず義務的に輸入しているが、今回の合意ではミニマムアクセスでの枠は維持した上で、その中で実質的にアメリカからの輸入割合を増やすという。一方、鉄鋼製品・アルミニウムに課されている50%の関税率は変わらず。東京株式市場、日経平均株価では投資家の間に安心感が広がり、自動車メーカーなど輸出関連を中心に買い注文が膨らんでいる。