改めて今回の大会はどんな特徴があるのだろうか。IOC(国際オリンピック委員会)では今大会をコスト削減と環境への配慮を象徴する大会と位置づけている。地元の人々がスケートを楽しんでいるこちらの施設。前回開会式の会場などに使われたが、改築してカーリング会場となる。当時の趣を生かしつつ、障害者に優しいフラットな観客席やトイレもバリアフリー化。新たな施設として生まれ変わろうとしている。今回新たに作られる施設はミラノのアイスホッケー会場1つだけとなっている。コストの削減は常に課題として挙げられているが、今回は大丈夫そうだろうか。今大会が今後の試金石となりそう。単独での開催では難しいという声が高まる中、複数の都市が手を取り合うことでコスト削減の実現も可能になるのか、新しい形を模索する今回のオリンピックの取り組みに注目していきたいと思う。