来年冬のミラノ・コルティナオリンピックで金メダルが期待されているスノーボードアルペンの三木つばき選手。昨シーズンのワールドカップで圧倒的な成績を残し、日本選手初の総合優勝を果たした。三木選手が育ったのは雪がほとんど降らない静岡・掛川市。6歳から8歳までの3年間は毎週末、両親が運転する車で約5時間かけて長野県のスキー場に通い、朝から晩まで滑り続けた。こうした環境でも成長を続けることができたのは自分を見つめるノートの存在。9歳の頃からトレーニングでつかんだテクニックや課題を言語化するため書き続けた。どういった道具を使うかが重要と考える三木選手はオリンピックでの金メダル獲得へ去年、ブーツと板の種類を変えるという大きな決断をした。
