ことし1年のスポーツの名シーンを振り返る企画。移籍1年目で15勝を挙げたカブス・今永昇太投手。防御率はリーグ3位で、サイヤング賞の投票で5位に入った。シーズン終了後の授賞式で歌う今永投手。今シーズンは開幕直後からチームの信頼を勝ち取ることを意識。ピッチングを研究し「投げる哲学者」の異名を取る。その活躍は、開幕直後から始まった。初登板、初勝利を無失点で飾ると、その後も圧倒的なピッチングを続けた。デビューから9試合の防御率0.84。9試合までの記録としては、大リーグで歴代1位となる驚異的な数字。10試合目から暗転。同じ地区のライバルチームに打ち込まれ、7失点で初黒星。さらに6月のメッツ戦でもまさかの10失点を喫し2敗目。新天地の米国で、初めて壁にぶつかった。今永投手は「不安だったし、眠れない日があったり、弱気になってしまったが、最後やるのは自分しかいないので、立ち上がろうとする姿を誰かに見てもらえたら」などと語っていた。
7月、カブス・今永昇太投手に転機が訪れる。前半戦の活躍が認められ、オールスターゲームに選出された。ドジャースからは大谷翔平選手も選ばれ、WBC以来のチームメートになった。試合では、大谷選手がオールスター初ホームランを打つと、今永投手は次の回から登板し三者凡退に抑え、大舞台でそろって結果を残した。オールスターゲームの翌月、今永投手は勝ち星に対する意識を変えたことを語った。その意識の変化が、勝ち星につながっていった。9月のパイレーツ戦で、今永投手は7回までノーヒットの快投。そのあとリリーフとの継投で、ノーヒットノーランを達成。カブスが本拠地でノーヒットノーランを記録したのは52年ぶりの快挙。続くドジャース戦では、大谷選手と今シーズン最後の対戦。今シーズンは大谷を5打数ノーヒットに抑え込んだ。最後の6試合は、自身6連勝で勝ち星を15まで積み上げた。今永投手はオフに日本に帰国し、先週末は野球教室で子どもたちに競技の楽しさとチャレンジすることの大切さを伝えていた。今永投手のカブスは来年、東京ドームでの開幕戦でドジャースと対戦する。
7月、カブス・今永昇太投手に転機が訪れる。前半戦の活躍が認められ、オールスターゲームに選出された。ドジャースからは大谷翔平選手も選ばれ、WBC以来のチームメートになった。試合では、大谷選手がオールスター初ホームランを打つと、今永投手は次の回から登板し三者凡退に抑え、大舞台でそろって結果を残した。オールスターゲームの翌月、今永投手は勝ち星に対する意識を変えたことを語った。その意識の変化が、勝ち星につながっていった。9月のパイレーツ戦で、今永投手は7回までノーヒットの快投。そのあとリリーフとの継投で、ノーヒットノーランを達成。カブスが本拠地でノーヒットノーランを記録したのは52年ぶりの快挙。続くドジャース戦では、大谷選手と今シーズン最後の対戦。今シーズンは大谷を5打数ノーヒットに抑え込んだ。最後の6試合は、自身6連勝で勝ち星を15まで積み上げた。今永投手はオフに日本に帰国し、先週末は野球教室で子どもたちに競技の楽しさとチャレンジすることの大切さを伝えていた。今永投手のカブスは来年、東京ドームでの開幕戦でドジャースと対戦する。