唐鎌さんは「経常収支は黒字で大きく改善しましたが、貿易収支は改善傾向ではありますがもっと慣らして見る必要があります。日本の貿易赤字が10兆円を超えたことは歴史的に3回しかなく、今年の円安は起きるべくして起きたと言えるでしょう」、村松さんは「前回9月のアメリカの小売売上高は、市場予想の2倍を超える非常に堅調な結果となりました。インフレにより販売価格だけでなく販売数量もかなり伸びており、一言で言えば本当に強い結果です。ただ、アメリカでは10月から学生ローンの返済の再開など、この強い動きは続くと見ていません。今週は小売の決算がありますが、最近のアメリカでは万引きや窃盗が多発し、ウォルマートは店舗内への交番の設置を発表していますし、景気だけでなくアメリカ社会の今を見るために小売決算に注目するのも面白いのではないかなと思います」などと話した。