5月22日、サントリーのお台場オフィスでこの日、江口さんはアメリカとイランの戦争についての分析を鳥井社長に報告した。定期的な社長との面談を終えた江口さんは、さらなる情報収集を進めた。この日向かったのは東京大学大学院の渡邉英徳教授。渡邉さんは軍事衝突以降、公開されている船の位置情報を使ってタンカーや貨物船の動きを分析している。戦争の長期化を見据えて江口さんは渡邉教授から聞きたいことがあった。この頃、アメリカとイランの停戦は表面上継続していた。しかし双方が互いの軍事拠点を攻撃するなどの小競り合いは続いていた。ホルムズ海峡は、事実上の封鎖のまま。通常中東産の原油がホルムズ海峡を通過して日本に到着するのにかかる時間は20日間。スエズ運河を通り、喜望峰まわりで調達するとおよそ50日間に。アメリカ産の原油を調達する場合にも50日間かかる。ペットボトルの原材料でもある樹脂は、原油の精製の際に得られるナフサ由来の物質。原油の輸送コストが上昇し、樹脂の価格に転嫁されれば、ペットボトル製造のコストが上昇する。
日曜日の渋谷でギターを抱え、音楽スタジオにやってきた江口さん。趣味はエレキギターで学生時代は本気でミュージシャンになることを考えた。サントリーに転職した後に同僚とバンドを結成した。誘ってくれたのはサプライチェーン本部長の藤原正明さん。初ライブを控えていて、忙しい合間をぬっての練習を行っていた。そして練習後の楽しみは居酒屋で仲間と飲み明かすこと。6月7日には停戦後初、イランがイスラエルに攻撃をした。アメリカ、イスラエルとイランの間で報復攻撃が繰り返された。翌日の6月8日にはサントリーの資財調達対策チームにも緊急の動きが。
日曜日の渋谷でギターを抱え、音楽スタジオにやってきた江口さん。趣味はエレキギターで学生時代は本気でミュージシャンになることを考えた。サントリーに転職した後に同僚とバンドを結成した。誘ってくれたのはサプライチェーン本部長の藤原正明さん。初ライブを控えていて、忙しい合間をぬっての練習を行っていた。そして練習後の楽しみは居酒屋で仲間と飲み明かすこと。6月7日には停戦後初、イランがイスラエルに攻撃をした。アメリカ、イスラエルとイランの間で報復攻撃が繰り返された。翌日の6月8日にはサントリーの資財調達対策チームにも緊急の動きが。
