シェラタンはすぐの大金を用意する算段はなかったが、犯人から指定された振込先に送金することしかできなかった。金額に激怒した犯人からの指示で義理の母にお金を借りに向かう。道中、元夫からメッセージが届き、電話が繋がっている犯人に気付かれないように緊急事態を伝える。義理の母にお金を借りようとしたが、助けを求めようとしたことがバレてしまいそうになり失敗。シェラタンは元夫から結婚して初めて暮らした家に行くように言われ、合流した元夫に犯人と繋がっている携帯を切られた。
数時間後、娘は無事に戻ってきた。元夫はシェラタンからメールで娘の誘拐を聞き、何が起こっっているのか確かめるため娘が通う体操教室へと向かった。中には体操の練習をする娘の姿があった。娘の無事を伝えようとしたが電話が繋がらず、またメールの相手がシェラタンではない可能性も残っている。そこで本当にシェラタンであれば場所がわかるはずだと考え最初に住んだ家に行くよう指示。元夫は付近に犯人がいないことを確かめると犯人と繋がっている電話を切りシェラタンに真実を告げた。その後、SNSなどから個人情報を得て電話などで連絡し誘拐したかのように思わせゆすりを行うバーチャル誘拐だと判明。2013～2015年に全米で80件の被害届の提出がありこの数字は氷山の一角とも言われている。電話の発信地域はメキシコの刑務所だった。捜査の結果、刑務所の中で看守を買収し携帯電話を入出した犯人が女性の共犯者と共に犯行に及んだと考えられる。しかし有力な手掛かりが掴めずいまだ犯人は特定されていない。