- 出演者
- 日村勇紀（バナナマン） 設楽統（バナナマン） 岸本理沙 中村勘九郎［6代目］ 本田真凜 朝比奈彩 松倉海斗（Travis Japan）
オープニング映像。
怪異ハンター・はやせやすひろさんはいわくつきの呪物を引き取っている。学生時代の辛い体験から呪物にシンパシーを感じたはやせさんは持ち主の分までかわいがってあげたいと思うようになったという。今回、特にいわくつきの呪物を公開する。
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- 呪術廻戦
2021年、東京・青梅市の骨董品店からはやせさんに日本人形の引き取りの依頼があった。家主から何かが取り憑いているため引き取って欲しいと言われ店主の父が譲り受けたものだという。家主の男性が語った話によると、祖母が日本人形を可愛がり夜な夜な会話をしていたという。
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- 青梅市（東京）
男性の娘の頬には爪で引っ掻かれたような切り傷があり、娘は日本人形に引っ掻かれたと話す。祖母はその後も人間の子どもを可愛がるように人形と話していたという。しばらくして祖母は亡くなったが、祖母の部屋からは歌声が聞こえるなど不可解な出来事が重なった。そこで男性は骨董品店の先代の店主に引き取りを依頼。しかし女性が先代から骨董品店を引き継いでしばらくして不可解な出来事が起こり始めた。
女性が先代から骨董品店を引き継いでしばらくすると不可解な出来事が起こり始めた。人形が話しかけてくるようになり、さらに人形の目を見てしまうと取り憑かれたような状態になったという。怖くなった女性がはやせさんに引き取りを依頼。
中村勘九郎は戸隠神社の宿坊に泊まったが、金縛りに遭いお腹の上に青いドレスの女の人が立っていたという。地元の運転手から青いチマチョゴリの女の人が出ることで有名な宿坊だったことを聞いたという。
スタジオにいわくつきの日本人形が登場。怪奇ハンター・はやせさんがリモートで登場。はやせさんの自宅には約100点の呪物があるという。はやせさんが頭を撫でていると日本人形が瞬きをしたという。映像を見たカメラマンや映画監督によると振動で動いているなら顔ごと動いていないとおかしいため今の段階では瞬きをしているとしか思えないと話した。実際に瞬きをした瞬間を捉えた映像を紹介した。
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- フジテレビジョン
2009年頃、父が骨董品店で掛け軸を衝動買いし家族の反対を押し切り床の間に飾った。すると不可解なことが起こり始める。家の中に大量の髪の毛が落ちていることが度々あり、さらに家族は見知らぬ女性の気配を感じるようになった。
居間に漂う線香の香り。父が購入した掛け軸にも線香が描かれていた。家に異変を感じるようになったのは掛け軸の絵を飾ってから。男性は掛け軸を手放すように父を説得し、とある骨董品店を経てはやせさんが引き取ることになった。はやせさんの家に来てからも長い髪の毛が頻繁に落ちているという。
はやせさんが実際の掛け軸を披露。長い髪の毛の女性が描かれている。江戸時代、富裕層の間で流行した浮世絵の様式のひとつで著名な浮世絵師も描いていて「幽霊画」と呼ばれる。当時の人は供養や魔除けのために幽霊画を部屋に飾った。
2010年4月13日、キャセイパシフィック780便はジュアンダ国際空港から香港国際空港へ向け南シナ海上空を飛んでいた。機長や副操縦士は優秀な2人。さらに機体は当時最新鋭のエアバスA330。全ての情報が電気信号で伝わる仕組みで、操作が難しいとされる離着陸は手動で行われるが飛行中はコンピューターが方向舵の角度やエンジン出力の増減を一定の範囲内で自動的に調整してくれる。着陸に向け降下を始めた時、エンジンの1つに問題が発生。
エンジンの1つに問題が発生。コンピューターは異変を読み取り警告はするものの具体的な原因までは教えてはくれない。そしてコンピューターが指示してきたのは燃料の注入を最小限に控えるアイドリング。機長は客室乗務員に目視での確認を指示したが取り立てて異常があるようには見えなかった。機長は2番エンジンを使用せず1番エンジンのみで着陸することを決め、管制塔に準緊急事態を報告。消防隊が滑走路の近くで待機することになった。しかしその後1番エンジンにも異常が発生。機長は2つのエンジンをアイドリング状態にしたがこのままでは6分後に海面に激突する最悪の事態に。
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- 香港国際空港
コンピューターの指示通りに下げたエンジンを戻してみるが出力は戻らない。こうして緊急度の高い遭難信号「メーデー」を宣言し操縦を手動へと切り替えた。機長は緊急着水を決断したが、うねりの大きい南シナ海では最悪の場合は機体がバラバラになる危険性もある。機長がゆっくりとレバーを上げたところ1番エンジンの出力が戻り始め機体の水平飛行が可能になった。機長は十分滑走路に近づいたあとで高度とスピードを下げるほうが安全と判断した。
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- 南シナ海
空港まであと14kmと迫った時、着陸の許可も出た。空港へのアプローチに必要な降下角度は通常の2倍。さらに飛行の方向を変える必要もあった。慎重に急降下と急旋回を行って通常の滑走路への進入角度とコースを確保しさらに速度を通常の着陸と同様に落とす作業も同時にしなければならなかった。着陸まで2分、急降下・急旋回を終えて滑走路へ入る。しかし機体の速度を落とそうとレバーを下げたにも関わらずエンジンが暴走し速度が落ちない。通常の着陸速度は時速250km前後だが、この時時速450kmというスピードが出ていた。出力を思い通りに操作できなかったのはある混入物質のせいで燃料の増減ができなかったことが原因だった。エンジンに混入した物質は吸水ポリマー。
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吸水ポリマーは燃料に含まれる水分の除去に使用されている。生成や管理の過程で空気中の湿気に触れるなどして燃料にはある程度の水分が含まれてしまう。燃料に水分が混じっていると、水分が氷となりエンジンに詰まって故障につながる危険性がある。機体への給油時にフィルター内の吸水ポリマーが膨らんで水分の混入を防ぐ仕組みになっている。しかし吸水ポリマーが膨らまないまま燃料に混ざりエンジンの中に混入した。後に精密な検査を行ったところもうひとつ別の物質が見つかった。その正体は「塩」。吸水ポリマーは塩分があると水を吸いにくくなるという性質がある。
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- 和歌山大学
ジュアンダ国際空港は海に隣接している。海水が混じった消火用貯水池の間近で事故直前に配管工事が行われていた。空港があるスラバヤ市は毎年のように洪水が発生。タンクから燃料を運ぶパイプも延長されたが、塩分を含んだ貯水池の水が工事現場に流れ込み配管内に入り込んだ可能性が高い。日本でも7つの空港が同じ給油システムを採用している。羽田空港の工事を請け負う企業によると、津波や高潮で空港が浸水しない限り工事中に海水が入る可能性はないという。仮に海水が流れ込んだとしても配管内の洗浄を複数回行うため同様の事故が起こることは考えられないとのこと。しかし今回の事故では洗浄が充分に行われていなかった。エンジン内部に流れ込んだポリマーの粒子がピストンを詰まらせた。着陸時に出力を下げることができず機体は暴走状態に。
出力が制御できず機体は猛スピードで滑走路へと向かう。13時43分、着陸は無事に成功した。機長は蛇行することで速度を落とし機体の高度を下げようと着陸ギリギリまで奮闘していた。309人の乗客の命は無事だった。機長と副操縦士は航空業界の最高の栄誉ポラリス賞を受賞した。
2016年7月、テキサス州に住んでいたシェラタンは元夫とは離婚後も良好な関係を保ちながら10歳の末娘・カムリンと2人で暮らしていた。シェラタンは車でカムリンを体操教室への送り迎えを行っていた。体操教室は駐車場で不審なワゴン車が目撃されたためSNSで情報提供を呼びかけていた。ある日、シェラタンは健康維持のトレーニング中に右肩を負傷。元夫の母に娘を体操教室へ送ってもらうように頼んだが、その後誘拐されたカムリンがSOSの電話を受ける。シェラタンは誘拐犯から銀行のATMで金を下ろすよう指示される。犯人から電話を切るなと言われたため携帯をスピーカーモードにしたまま運転し、口座に入っていたお金を全額下ろした。しかしその金額はわずか140ドル。すぐに大金を用意する方法も持ち合わせていなかった。
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- テキサス州（アメリカ）
シェラタンはすぐの大金を用意する算段はなかったが、犯人から指定された振込先に送金することしかできなかった。金額に激怒した犯人からの指示で義理の母にお金を借りに向かう。道中、元夫からメッセージが届き、電話が繋がっている犯人に気付かれないように緊急事態を伝える。義理の母にお金を借りようとしたが、助けを求めようとしたことがバレてしまいそうになり失敗。シェラタンは元夫から結婚して初めて暮らした家に行くように言われ、合流した元夫に犯人と繋がっている携帯を切られた。
数時間後、娘は無事に戻ってきた。元夫はシェラタンからメールで娘の誘拐を聞き、何が起こっっているのか確かめるため娘が通う体操教室へと向かった。中には体操の練習をする娘の姿があった。娘の無事を伝えようとしたが電話が繋がらず、またメールの相手がシェラタンではない可能性も残っている。そこで本当にシェラタンであれば場所がわかるはずだと考え最初に住んだ家に行くよう指示。元夫は付近に犯人がいないことを確かめると犯人と繋がっている電話を切りシェラタンに真実を告げた。その後、SNSなどから個人情報を得て電話などで連絡し誘拐したかのように思わせゆすりを行うバーチャル誘拐だと判明。2013～2015年に全米で80件の被害届の提出がありこの数字は氷山の一角とも言われている。電話の発信地域はメキシコの刑務所だった。捜査の結果、刑務所の中で看守を買収し携帯電話を入出した犯人が女性の共犯者と共に犯行に及んだと考えられる。しかし有力な手掛かりが掴めずいまだ犯人は特定されていない。