大和証券CMアメリカ・湊さんは5日の相場が下落したことについて「中間選挙を受け、AI開発はデータセンター建設に対する規制への警戒感が高まり、中でも半導体株は需要の鈍化につながるとの見方が強まっている。さらに本日はマイクロソフトとオラクルが投資するデータセンター建設の遅延に関する報道もあり、こちらもAI関連株の売りに拍車をかけた格好」と話した。一方、大手AI企業の下げは限定的となっていることについては「成長株全体への売りは続いているが、マイクロソフトやアップルなどのビッグペックは相対的に底堅い動きとなっている。AI関連の中でも高い成長性を見越して買われていた銘柄から、強固な財務基盤を持つ大手IT企業の物色が強まっており、こうした動きは“質への投資”と捉えることができる」などと話した。AI投資のために社債発行を続ける大手の資金調達力については「ビッグテックの資金調達力は依然として強固で、メタ・プラットフォームズは今週初のユーロ建て社債を発行し、欧州社債として記録的な投資家需要を集めた。また、本日はアップルも約1年ぶりに投資適格債市場で起債を行う予定と報じられ、他社より低い上乗せ利回りでの調達が見込まれる。中間選挙を受けて目先のAI政策やデータセンター投資を巡る不透明感が高まる中では、ビッグテックが相対的に先行されやすい展開となりそう」などと伝えた。
